コラム(一般)

契約書や明細がなくても大丈夫!相談時に必要なものとは?

2017-05-03

過払い金の請求や借金の相談をしたいけど、契約書や支払い明細書等がないと相談に乗ってもらえないと思っていませんか?

もちろん契約書や支払い明細書等を持って相談に来ていただければ、相談に乗りやすいのは事実です。しかし、業者によってはインターネット上で契約のやり取りをしているところもありますので、そもそも契約書等が書面で作られていないこともあります。借金整理の手続きを進めて行く上で、準備していただく書類が出てくることもありますが、それはその時に用意すればいいのです。

ですので、相談時は契約書等がなくても大丈夫です!

 ちなみに、相談時にお持ち頂きたいものは身分証明書(運転免許証・健康保険証・パスポート等)と印鑑(お認印)2点のみです。そして、出来ればあなたが持っている全てのキャッシングとクレジットのカード類があれば完璧です。

まずは、そんなに難しく考えず、ぜひ相談に来てみてください。当事務所では毎日無料相談を行っております。また、「とりあえず話だけ聞いてみたい」「一度聞いて持ち帰って考えたい」というご要望も大歓迎ですので、お気軽にご相談ください。

総量規制と銀行カードローン

2017-04-27

総量規制という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。貸金業法により貸金業者からお金を借りることのできる額の総額が年収の3分の1を超える場合、原則として新たに借り入れをすることができなくなります。

総量規制というルールができた背景は、消費者金融などの過剰貸付けにより自己破産する人が一時期非常に増えたことが要因のひとつです。

 

しかし、このルールの対象になるのは、消費者金融・信販会社・クレジット会社のみであり、銀行は対象外なのです。

 

金額の多い住宅ローンや車のローンが対象外になるのは当然としても、銀行のカードローンまでも総量規制の対象外となると、借りやすいカードローンながれてしまうでしょう。事実、カードローンの利用者数は増えていています(コラム「銀行のカードローンは安心?」参照)。それにより、債務整理の依頼も増加傾向にあります。

そのため、銀行のカードローンも総量規制の対象にすべきとする意見が出ていています。ただ、反対意見として、規制しすぎると世の中にお金がまわらず景気が回復しないのではないかという意見もあります。

規制か規制緩和か、なかなか難しい問題かもしれませんね。

銀行のカードローンは安心?

2017-04-24

自己破産件数が前年比1.2%増加の6万4637件となり、13年ぶりの増加となったことが報じられました(時事通信2月10日記事引用)。

理由は明確にされている訳ではありませんが、銀行の「カードローン」がその原因のひとつではないかとの分析がされています。

 

一昔前は、借金というと、いわゆる「サラ金」と呼ばれた消費者金融から借りている方が多かった時代もありましたが、現在では、あえて消費者金融から借りるというのは若干の心理的な抵抗があると思います。

しかし、銀行のカードローンというと、途端に心理的抵抗が下がるようです。

それもそのはず、連日のように芸能人を起用したCMが流れていますし、何より、大手銀行のカードで借りるとなると、「サラ金」のようなマイナスのイメージはないからだと思われます。

また、預金カードと一体型になったカードで、あたかも自分の預金をおろすかの如く借りられる簡単さが拍車をかけているといえるでしょう。

実際に、相談に乗っていると、年齢が若い人ほど、銀行のカードローンを利用して生活費や交遊費を借りているとうケースが多いと実感しています。

 

ただし、注意しなければならないのは、銀行のカードローンといっても、結局は消費者金融と内容は同じです。具体的には貸付利率(利息)も変わりません。「銀行だからなんとなく安心できそう」というのは、単なる根拠のないイメージといってよいでしょう。

このような根拠のない安心感が借り入れ人口を増幅させ、その結果、自己破産の増加と結びついているのかも知れませんね。

当事務所では、自己破産のご相談も承っています。また、自己破産以外の借金整理の方法もありますので、悩む前にお気軽にご相談ください。

家族に秘密に借金整理をできるか?

2017-04-20

「妻(夫)にバレずに借金を整理したいのですが可能ですか?」

借金の存在を家族に秘密にしているという相談者はかなり多いのが実感です。
家族の協力があった方が早期解決になるケースもあるのですが、家庭によって様々な事情がありますので、秘密に進めることが一概に悪いということではありません。

 さて、債務整理といっても任意整理・個人再生・自己破産など手続きは様々です。
手続きの内容によって、家族に内緒で進めやすい手続きとそうでない手続きに分かれます。
この中で家族に秘密に進められる可能性が高いのは任意整理です。

今回は任意整理に絞ってお話していきたいと思います。
任意整理は裁判外で行う手続きです。この点、裁判手続である個人再生や自己破産とは大きく異なります。

まず、司法書士には守秘義務がありますので、相談者の家族であっても連絡することはありません。
司法書士とのやり取りは通常、電話や郵送で行っていきますが、郵送であれば司法書士事務所ということを伏せて個人名での郵送や「郵便局留め」などの対応をします。
したがって、司法書士とのやり取りが明るみに出るということはありません
 

次に、司法書士に任意整理を依頼すると、その後、業者と直接やりとりするのは司法書士のみです
なので、業者から相談者に連絡がいくこともありませんし、当然のことながら家族に連絡いくこともありません。

家族に内緒で借金を整理したいと思っている人にとって任意整理は使いやすい手続きといえます

ただし、注意点もあります。
たとえば、妻(夫)が保証人となっている業者に対して任意整理の手続きをしてしまうと、業者は保証人に対して一括して返済するよう請求してくるため、手続きを依頼したことは確実に分かってしまいます。
したがって、保証人がついている業者は任意整理の対象から外すなどの対策が必要になります。

自分自身で手続きをする業者を選別するのはリスクがあるために、まずは司法書士など専門家に相談して自分に最適な解決方法を検討してみましょう。

Newer Entries »